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【WWDC2018】Appleが「ARKit2」を発表。ARが現実に!

「ARKit2」で仮想と現実の見分けがつかなくなる?

WWDC2018において、アップルから「ARKit2」が発表されました。

今回のアップデートでは新たに3つの機能が追加。

これは今までのARアプリケーションを、もう1段階レベルアップさせるインパクトを持っています。

この記事では「ARKit2」でどんな未来が現実になるか、ご紹介したいと思います。

 

AR(拡張現実)とは?

AR(拡張現実)と聞いてもピンとこないかもしれませんが、SNOWLINEのビデオ通話で自分の顔に猫耳や動物のヒゲをつけたことはありませんか?

これらはすべてAR(拡張現実)を使った技術で、言葉は知らなくても、スマホなどで手軽にARに触れる機会が増えています。

ARは拡張現実という意味で、現実をCGで拡張するといった意味ですね。

反対にVRという言葉もありますが、これは仮想現実のことです。

VRはバーチャルリアリティーの略語で、こちらの言い方のほうは昔からよく聞きますよね。

簡単にまとめると

  • AR=現実+CG
  • VR=すべてCG

とイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

 

「ARKit」とは?

「ARKit」の機能は2017年のiOS11から導入されました。

iPhoneやiPadのカメラを使って空間を認識し、その空間にCGを重ねることで、現実と仮想を混ぜ合わせた映像を作り出します。

たとえば、ポケモンGOでは現実空間にポケモンがいるような表現が可能となっています。

またSNOWLINEのビデオ通話でも、自分の顔をCGでデコレーションできるようになりました。

これらの機能はすべて「ARKit」を使っているからできることなんです。

 

「ARKit2」ってそんなにすごいの?

2017年のARKit1.0の時は、認識できるのは水平面のみでした。

地面やテーブルなどしか認識できない状態ですね。

それがARKit 1.5になると、2D画像検出・追跡機能の追加と、垂直面の認識が可能となりました。

壁を認識することができるようになり、そこに貼ってるポスターまで認識できるようになったんです。

そして今回のARKit2では以下の3つの機能が追加されます。

 

Persistent AR Experiences(継続AR体験)

ARの状態を記憶しておくことができる機能です。

例えばARの積み木でお城作りの途中、あとで戻ってきてから続きを再開したりすることができます。

 

Shared AR Experiences(共有AR体験)

ひとつのARを複数人で共有して同時に体験可能になります。

ARKit2では、複数ユーザーでAR内の仮想オブジェクトの状態をリアルタイムに共有することができます。

ARを使った対戦ゲームなどの可能性も広がります。

 

Object Detection and Tracking(3Dオブジェクト検出と画像追跡)

従来の2Dの平面画像に加えて、3Dの立体検出と追跡が可能に。

さまざまな物体を認識して、ARを重ねられるようになります。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

私のARのイメージは、ポケモンGOの頃のまま止まっており、面白い技術だけど実用にはまだまだといった認識でした。

ですが、今回の「IRKit2」の発表で、その進化っぷりに驚きを隠せませんでした。

VRゴーグルが少し前に騒がれましたが、ARゴーグルの開発が進めば、映画で見たようなハイテクな未来が現実になる日もそう遠くないでしょう。

「ARKit 2」 は今秋のiOS 12へのアップデートで一般向けにリリースされる予定です。

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