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iMac 2011 Mid グラフィックボードの度重なる故障

筆者のiMac

私は約7年前から、現在使っているiMac2011Mid 27インチをメインパソコンとして使っている。

それまでは根っからのWindows至上主義者であったが

携帯をiPhoneに変えてからApple製品の魅力に憑りつかれてしまった。

あれから7年が経ち

iMac2011がビンテージ製品オブソリート製品となり

そろそろ買いえなさいという声も聞こえてきそうだが

今になってもiMacは、私のお気に入りマシンであり

大きな不便もなく頑張ってくれていた。

あの縦線があらわれるまでは…

⇒【27-inch iMac2011 Midの故障原因と修理方法を調べてみた!

 

iMacを使うメリット

iMacを使うメリットは、なんといってもそのスタイリッシュさである。

ディスプレイ一体型のすっきりしたフォルムは、とてもお洒落だ。

すべてのApple製品に言えることだが

単純に見た目がカッコいい。

持っていることがステータスになり、使うものをワクワクさせてくれる。

それが1番のメリットである。

また使い勝手の面からしてもメリットがある。

ハードウェアとOSを、Appleが一貫して設計しているため

細かいところに配慮が行き届いており

とてもユーザビリティに優れている。

例えるなら、Windowsが気軽に乗れる軽自動車

Macはレクサスのような、乗り心地のよい高級セダンであるといえる。

レクサス乗ったことないけど。

iMacの修理歴

うちのiMacは今まで、数か所不具合が発生している。

購入して間もなく、ハードディスクのリコールがかかり

HDD無償交換

グラフィックボードが故障したと思ったらこちらもリコール対象で

グラフィックボード無償交換

そして今回は、以前にも見たおなじみの忌々しい縦線が再びあらわれ

2回目のグラフィックボード故障

ここでiMacの大きなデメリットに気づく。

iMacのデメリット

一体型パソコンは3つの大きな十字架を抱える運命にある。

①デカいから送れない

Apple製品は近くの電気屋さんに修理を依頼できない。

よってリペアセンターなどに送る必要がある。

リコールやAppleCareの保証対象であれば

Appleが集荷を手配してくれるため

クロネコヤマトがiMacぴったりの箱を持ってきて

運んで行ってくれるが

有償修理となった場合

購入時の箱がないと、送付に非常に手間がかかり

梱包をしっかりしないと高確率で破損してしまう。

②自分で直せない

iMacは一体型な上に特殊なつくりをしているため

分解するには、吸盤など特殊な工具が必要。

さらに限られたスペースにパーツを詰め込んでいるため

内部構造がかなり複雑となっている。

故障個所にたどりつくには、知識と技術が必要で

素人が簡単に修理することはできない。

③イチブトゼンブ

一体型のため一か所の故障が命取りとなる。

CPUやHDDは元気でも

グラフィックカードが故障することで起動すらしなくなり

修理も難しい場合、買い替えが必要となってしまう。

修理業者の修理価格

Apple製品は製造終了から5年経過すると

修理対象から外れる。

つまり、修理してもらえないのだ。

よって、修理業者2社に故障したグラフィックボード(AMD Radeon HD6970 1GB)の見積りをとったところ

以下のような内容だった。

修理業者A

交換部品を送るので、自分で交換。34,000円

自分で交換後、故障した部品を下取りにだした場合。24,000円

iMac本体ごと修理に出した場合の工賃。 13,000円

交換部品は新品なのか確認すると、メーカーで修理済みの中古品とのこと。(聞かないと教えてくれない。)

メーカーとはどこか?AppleかAMDか尋ねると

Appleであり、90日の交換後保証があるが、自分で交換する場合は保証対象外とのこと。

メーカーとやらがどのような修理をしているかは不明で

リフロー修理かリボール修理かも不明であるとのこと。

修理業者B

国内でグラフィックボード新品の在庫は少ない。在庫がもしあっても 180,000円

海外マーケットで探せば、新品入手可能である点や

当該機種はリフロー修理しても再発率が限りなく100%に近いので、修理業者Bでは実施していないなど

修理方法を懇切丁寧に教えてくれた。

故障パーツを送付すれば修理対応が可能。グラフィックボード(GPU)のリボール修理。64,800円

iMac本体ごと送って修理する場合の工賃。5,400円

ただし購入時の箱に入れての発送

保証期間は30日。

自問自答

A社は安いが、すごく怪しい。

AppleがAMDのGPUを修理して、90日保証してくれているというのも絶妙に胡散臭い。

安くリフローで直したGPUを販売し、顧客の故障しているGPUを回収。

回収したGPUを再びリフローし別の顧客に販売。

GPU不良が再発するころには保証期限が切れている。

そんな汚いビジネスモデルが見え隠れする。

杞憂に終わる可能性もあるが

安物買いの銭失いになる可能性が高い気がする。

逆にB社はとても信頼がおける。

おそらくB社に頼めばiMacは完璧に復活するだろう。

だが高い…

これからHDDやほかのパーツも故障しはじめる可能性も考えると

すでに7年落ちのiMacに、これだけの金額をかける意味があるのか

新しい機種に買い替えたほうがいいのでは?

自問自答の繰り返し

すごく悩みどころである。

現段階の判断

よく考えた結果、現時点では修理に出さないことにした。

内部GPUのみ使用する設定に書き換えし

外部GPU無効化を試みてみようと思う。

うまくいけば近々やり方を公開し

PCの買い替え時期と修理費用についても考察してみたい。

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