ソニーのデジタルペーパー
今回はソニーのA5サイズデジタルペーパー、【DPT-CP1】のご紹介です。
ソニーは以前から【DPT-S1】、【DPT-RP1】といったデジタルペーパーを販売していますが、いずれもA4サイズのものでした。
ですが、今回発表された【DPT-CP1】はよりコンパクトなA5サイズとなっているのが特徴です。
デジタルペーパーとは
デジタルペーパーはタブレットと混同されがちですが、これらはまったく別のデバイスといっていいでしょう。
PCやタブレットが普及し、これらで本を読む方も増えていますが、やはり紙の本を読むようにはいきません。
PCやタブレットはバックライトで照らして文字を表示しているので、紙にくらべて長時間使用で目を酷使してしまいます。
そんな中開発されたのがデジタルペーパーです。
デジタルペーパーは液晶ディスプレイのようにバックライトがありません。
合わせて解像度とコントラスト比が高いフレキシブル電子ペーパーディスプレイを搭載しているので、まるで紙のように文字をはっきり表示することができ、ストレスなく本を読み進めることができるんです。
さらに、スタイラスペンで直接手書きもできるんですが、薄型ノンスリップパネルを採用するなど、紙にペンで書くような感覚に近づくように、質感にまでこだわって作られています。
デジタルペーパーの特徴と仕様
電子ペーパーは高コントラスト比ですが、モノクロ表示しかできないため、カテゴリとしては法人用として販売されています。
ですが、A5サイズに表示分解能1404×1872の電子ペーパーは、個人使用としても、とても魅力的といえるでしょう。
内蔵ストレージは16GB。
”デジタルな紙”としての使用に特化しているため、音楽や画像等は利用できず、PDFの読み書きが行なえます。
専用アプリでPC・Mac・スマートフォンと連携可能で、無線LAN、Bluetooth等も搭載しています。
また、電子ペーパーならではの長寿命で、内蔵バッテリで最長3週間の使用が可能。
6月5日からの販売開始で、価格は79,800円となります。
デジタルペーパーの使い方
どんどんペーパレス化が進んできてはいますが、今でも学校や会社では紙の資料がたくさん溜まります。
最初からデジタルデータで資料を配布したり、紙の資料を配布された場合、スキャンしてPDF化するという方法もありますが、紙のように自由に書き込みができなかったり、あとから何枚もスキャンするのも手間がかかります。
しかしこのデジタルペーパーを活用すれば、PDF化したデータに紙のように直接手書き入力できるほか、再度スキャンしなくてもPCと連携することで、データの保存もスマートに行えます。
また通所のタブレットに比べて非常に軽量に作られていますので、本当の紙のように手軽に持ち運ぶこともできます。
とくに【DPT-CP1】は自己学習にとても有用で、例えば虫食い問題のPDFを作成しておけば、何度も書き込みと消去を繰り返すことができます。使い方次第で非常に学習効果を高めてくれる協力なツールとなり、それをどこにでも手軽に持ち運ぶことができるんです。
デジタルペーパー【DPT-CP1】はすでに紙を超えたと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
紙を超えた【DPT-CP1】、唯一の弱点があるとすれば、価格が高いことでしょう。
しかし用途が合致すれば協力なツールとなることは間違いありません。
以上デジタルペーパー【DPT-CP1】をご紹介しました。
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