今回は忘れ物防止ガジェット「GEAR EYE」をご紹介します。
紛失防止デバイスとしては以前にもご紹介した「MAMORIO FUDA」など、各社からさまざまなガジェットが登場しています。
ですが「GEAR EYE」はRFID技術を活用することで、他の紛失防止デバイスたちとは一線を画しています。
Kickstarterでも目標金額の10倍近い額の資金調達に成功しプレオーダーが開始されています。
RFIDで 忘れ物 防止?
紛失防止デバイス早くから各社でさまざまなものが開発されてきましたが、各社が苦労していたのはタグ側の電源の確保でした。
電源をボタン電池にして交換可能なものにすると、タグのサイズが大きくなり、防水性も確保できないなど問題が生じてきます。
また、電源を内蔵タイプとすればサイズと耐水性問題は解決できますが、電池がなくなるとタグごと買い替えたり、バッテリー交換プログラムを使用しなければなりません。
そんな中、この「GEAR EYE」は、RFIDを利用することで、電源問題を解決しました。
RFID(Radio Frequency Identifier)とは、ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりする技術のことです。
小さな電源のいらないICタグを貼りつけ、それをドングルでスマホへ読み取り記憶しておくことで、忘れ物防止タグとして使用できるしくみです。
ドングルを持ち歩く手間はありますが、いざ忘れ物をさがそうとしたらタグの電池が切れていた…なんてことはありません。
「GEAR EYE」の使い方
- 使い方は簡単で、まずICタグを失くしたくないものに貼ります。
- 専用ドングルか専用ケースでICタグをスキャン。
- 読み取ったICタグにスマホアプリで名前をつけて登録する。
「GEAR EYE」は次のように、専用ドングルが登録したタグを監視してスマホアプリに表示します。
それぞれに名前が登録されているので、何を忘れたのか一目瞭然となっています。
また、スキャンして登録したものはグループ分けしたリストで管理できるます。
例えば、「旅行セット」というグループには「財布」「携帯電話」「充電器」「家の鍵」など、「撮影セット」というグループには「カメラ」「レンズ」「バッテリー」「三脚」など登録しておけばそのリストを見ながら準備でき、さらにドングルが監視してくれるので、どこかに忘れたり、失くしたりすることもありません。
「GEAR EYE」には専用ドングルでスキャンするタイプと、専用スマホケースでスキャンするタイプ、の2種類が用意されています。
他のデバイスとの比較
他のデバイスは1個当たりの価格は安いですが、タグを複数買い足すとかなりの金額になってしまいます。
また長くても1年ごとに電池交換が必要で、コストも手間もかかります。
一方「GEAR EYE」は価格としては高めですが、最初から複数枚のタグが付いているので、買い足していっても価格がそれほど変わらないのは魅力です。
「GEAR EYE」唯一のデメリットとしては、ドングルを持ち歩かなければならないことでしょう。
ドングルが邪魔な方には専用スマホケース型のドングルが用意されており、モバイルバッテリーとしての機能も付属します。
※下の表の価格はKickstarterで資金調達時のものです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「MAMORIO FUDA」や「Lapa」など紛失防止デバイスは数多くありますが、「GEAR EYE」があればもう出かけるときに物を忘れる、失くすなんてことはなくなります。
現在は公式サイトから購入可能で、価格はSTARTERセットで185ドル(約20,000円)、PROセットで219ドル(約24,000円)となっています。
少し高いですが、複数のデバイスの紛失を防ぎたい方であれば、従来のものよりコスパはいいです。
「GEAR EYE」で忘れ物から解放されましょう。
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